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 樽前山麓の地質状況と砂防施設の構造について

作成年度 1994年度
論文名 樽前山麓の地質状況と砂防施設の構造について
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(ダ-9)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
西畑健一
手代木隆二
藤浪武史
抄録
樽前山は、活発に噴煙をあげている火山であり、全国の活火山83のうちの一つに数えられている。また、測地学審議会により「活動的で特に重点的に観測研究を行うべき火山」として分類されている13火山のうちの一つである。さらに、樽前山の1667年と1739年の噴火規模は、世界有数のものである。樽前山周辺は、苫小牧市や白老町など道央地区のなかでも発展著しい地域であるばかりか、JR室蘭本線、国道36号及び道央自動車道という「北海道の動脈」とも称される流通幹線をひかえている。これらのため、ひとたび樽前山が噴火すれば、樽前山周辺の人命や財産を失うだけでなく、北海道全体の混乱を招く危険性が高い。この樽前山の火山噴火災害の軽減を目的に、平成6年度から樽前山直轄火山砂防事業に着手した。砂防事業の着手だけでなく、樽前山噴火の被害軽減のために、平成6年7月6日に樽前山火山防災マップが公表された。この公表により周辺住民の樽前山噴火への関心も高まってきている。作成主体は、北海道、苫小牧市、千歳市、恵庭市及び白老町であるが、マップの作成にあたっては北海道開発局からの資料提供が大きく貢献した。
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