作成年度 | 1994年度 |
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論文名 | 雪面上における火砕流に関する基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成6年度(ダ-11) |
発表会 | 平成6年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成6年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1995/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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三浦敦禎 | |
井出康郎 |
抄録 |
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火砕流が発生要因の火山泥流については運動特性がほとんど明らかにされておらず、その解析は不確定要素が非常に多く困難である。しかしながら、十勝岳での火山泥流(1926年)は積雪に火砕流が関与したことにより発生したものであり、南米コロンビア国ネバド・デル・ルイス火山での火山泥流は山頂氷河の表面に火砕流が関与したことにより発生したものである。このため防災上の観点から積雪斜面上等における火砕流に対し、何らかの被害範囲や規模を予測することが急務となっている。平成5年度は積雪斜面上における高温の砂(熱砂)の挙動特性を把握した。火砕流に対する斜面の影響を比較することを目的として、本年度は斜面条件を変化させた実験を行うこととした。また、火砕流の到達距離という一次元性の挙動に着目していたのに対し、拡散堆積という二次元性の挙動特性にも着目し検討している。本研究で得られた結果は火山泥流対策における防災計画上の基礎となるものである。 |
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