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 札幌市・旭川市における冬期スリップ事故の分析

作成年度 1994年度
論文名 札幌市・旭川市における冬期スリップ事故の分析
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(道-13)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
永井智之
高木秀貴
大沼秀次
抄録
スパイクタイヤの使用規制に伴い、積雪寒冷地域である北海道においては冬期の交通事故の特徴に変化が見られてきている。北海道全体では、11月から3月の冬期間の全事故件数はここ数年11,000件程度で大きな変化が見られないが、事故の原因のうちスリップ事故がスパイクタイヤの使用規制の拡大、すなわちスタッドレス化の進展と伴に急増している。北海道の冬期(11月から3月)における平成5年度の全人身事故件数、11,407件のうちスリップ事故は3,547件と全体の約1/3を占めており、平成元年度の1,593件に比し2.2倍となっている。また、地域別の増加率は同年対比で、札幌市を含むスパイクタイヤの使用規制の1次指定地域では約2.7倍、旭川市を含む2次指定地域では約2.3倍の値となっている。本文は、このようにスタッドレス化の進展と伴に急増している冬期スリップ事故に着目し、そのうち特に札幌市及び旭川市のスリップ事故データと気象要因等を分析することにより、スリップ事故の発生に係わる特徴を把握したものである。
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