国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 十勝大橋のケーブルダンパーの設計について

作成年度 1994年度
論文名 十勝大橋のケーブルダンパーの設計について
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(橋-4)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
大串弘哉
葛西泰弘
山口賢治
抄録
十勝大橋は、ほぼ南北に十勝川を跨ぎ、国道241号沿いに建設中の中央スパン251mの3径間連続PC斜張橋である。本橋の架設地点が市街地であることから完成後は車両、歩行者とも交通量が多く、交通振動による桁の振動とケーブルが連成しケーブルに振動が発生することが予想される。斜張橋の長大化および建設事例の増加にともない、降雨時において風速10m/s前後の風により斜張橋ケーブルがかなり大きな振幅で振動した事例(レインバイブレーション)が数多く報告されており、この振動を効果的に抑制することが重要な課題となっている。本橋の場合、架橋地点が冬季には平均風速15m/s程度の風が常時吹く風の強い地域であることから、上記のレインバイブレーションだけでなく、風の乱れにより生じ風速の増加とともに大きくなるガスト応答などの振動にも注意する必要がある。一般にケーブルの制振対策は、耐風設計便覧によると事後の対策でよいとされているが、本橋の場合極寒冷地であることから既存のダンパーでは粘性が増し有効に効果を発揮しないことも考えられるので事前に適切なダンパーを検討する必要があった。本稿では、制振装置の選定およびダンパーの特性試験を実施したのでこれを報告するものである。
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