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 港湾を利用して生産・物流活動を行う産業の経済効果について

作成年度 1994年度
論文名 港湾を利用して生産・物流活動を行う産業の経済効果について
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(港-4)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
佐野透
笹島隆彦
橋詰知喜
抄録
産業が生産・物流活動を行う場としての港湾は、産業活動を通じて、国民生活に対して直接的あるいは間接的な効果を与えるものである。しかし、多くの国民は生産・物流活動の場として港湾を直接利用しているわけではなく、港湾の効果を間接的に享受しているため、港湾の効果を認識することは少ないと考えられる。このような状況のもと、特に近年においては、生活に密着していると考えられる社会資本の整備が優位性を持ち、港湾などの生活に間接的に関係のある施設の整備はとかく軽視されがちとなっており、港湾がどのように利用され、国民にどのような効果を与えているのかを改めて認識することが肝要となってきている。そこで、生産額を推計して産業連関表で経済効果を試算するという従来からの手法を用いて、苫小牧港と小樽港を対象に、港湾を利用して生産・物流活動を行う産業の経済的な活動を、港湾取扱貨物量および製造品出荷額などから推計し、さらに、北海道産業連関表を用いて北海道内に波及する経済的な効果を試算した。
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