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 苫小牧西港石炭岸壁解体調査結果について

作成年度 1994年度
論文名 苫小牧西港石炭岸壁解体調査結果について
論文名(和訳)
論文副題 平成6年度(港-8)
発表会 平成6年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成6年度技術研究発表会
発表年月日 1995/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
神谷昌文
渥美洋一
菅沼史典
抄録
苫小牧西港商港地区-14m岸壁の工事着手に伴い、平成5年度に解体工事を行った石炭岸壁は、昭和36年から37年にかけて施工され、西港開港当初から石炭専用埠頭として供用された歴史的構造物であり、港湾構造物としては当時としては珍しいコンクリート井筒を脚柱とする桟橋形式の岸壁である。本構造物は、井筒、場所打桁PC桁等構造及び材質の異なる部材から構成されており、また、その曝された環境にも大気中、スプラッシュゾーン、海中と多岐にわたる。このような施工後30年以上経過したコンクリート構造物の耐久性の診断については前例も少なく、同構造物の劣化状況を調査して資料を得ることは、その成果が今後の海洋コンクリート構造物の設計、施工、維持管理に対する参考資料となるものと期待される。本報は、石炭岸壁解体前の各部材の現況調査及び解体後の室内実験を行い、磨耗、凍害、塩害、炭酸化等による劣化状況把握の観点から、海水の影響を受けるコンクリート構造物の耐久性について検討を行ったものである。
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