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 航空機騒音を対象とした木造住宅の防音性能-小型航空機の場合-

作成年度 1996年度
論文名 航空機騒音を対象とした木造住宅の防音性能-小型航空機の場合-
論文名(和訳)
論文副題 平成8年度(建-3)
発表会 平成8年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成8年度技術研究発表会
発表年月日 1997/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
石井誠
平間昭光
飯沼善範
抄録
北海道の住宅は、いままで気密性、断熱性などに関する研究が多く行われ、かなり高い性能の住宅が建てられる状況となっている。しかし、防音性能については、ほとんど研究がなされていない。近年、宅地が郊外に広がる中で、飛行場周辺で住宅が航空機騒音にさらされるケースが多くなり、問題化している。そのため、本研究では主に航空機騒音に対処する住宅の構造などについて検討を行った。航空機の騒音は、大型機の場合、アメリカ連邦航空局などで公表されているデータベースを用いて、騒音予測が一般的に行われているが、小型機の場合それらのデータはほとんどない。そのため、騒音分布のシミュレーションを行う際に使用するデータは実機を飛ばして取ることが行われている。本研究では、飛行場が宅地に隣接し、今後周囲の宅地開発が進むにつれて、航空機騒音の苦情が発生する可能性が高いと思われる滝川市内石狩川左岸にある『たきかわスカイパーク』を例にとって、小型航空機の騒音分布をシミュレーションし、実測した騒音レベルとの比較を行った。なお、定期航空機の発着する空港の騒音評価では、WECPNL(加重等価継続知覚騒音レベル)が多く用いられている。しかし、小規模飛行場では、航空機の離発着が不定期であり、騒音レベルも低い。また、苦情としてでる場合は単発的な騒音であるため、この手法は不適切であると考えた。そのため、本研究では騒音レベルをそのピーク値によって評価した。次に、最近建設された高気密住宅の外周壁について、遮音性能を測定し、これらの住宅が飛行場周辺に建設された場合、それらが許容できる遮音性能を有しているかについても検討した。
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