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 電解法による浚渫排泥水処理検討(第3報)について-自然にやさしい排水処理-

作成年度 1996年度
論文名 電解法による浚渫排泥水処理検討(第3報)について-自然にやさしい排水処理-
論文名(和訳)
論文副題 平成8年度(河-19)
発表会 平成8年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成8年度技術研究発表会
発表年月日 1997/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
三浦剛志
橋本定保
高木政博
抄録
平成6年度より、自然にやさしい排水処理法として電解法を取り上げ、浚渫排泥水処理実験検討を行っている。良好な処理性を確認した前々年度の室内実験から、前年度は処理水量を約250倍の規模とした日量1,000m3規模のパイロット装置による連続実験を約1ヶ月実施した。しかし、実験開始ほぼ10日で陰極のスケール付着、それによる通電障害のため著しい処理性の低下を示した。このような電極の劣化はアルミニウムが反応性に富む両性金属であるため電解生成物が蓄積したものであると判断し、電気化学的に不活性な陰極材質を選定することを考えた。一般に,、浚渫工事3~4ヶ月にわたり行われるため、最低でも1ヶ月は連続使用可能なものでなければ実用的ではない。こうした理由からも長期間使用可能な電極材質の組合せが必要となった。そこで今年度では、まず、陰極材質として鉄、ステンレス、カーボンを使用した室内実験を行った。その結果、総合的にみてステンレスが最適であると判断されたため,陽極:アルミニウム、陰極:ステンレスの組合せで前年度同様のパイロット装置を用い連続実験を実施した。なお、対照のため同様の条件で陰陽局:アルミニウムの槽も用意した。このように、今年度は陰極ステンレス採用の実用化に向けた実験結果を中心に取りまとめており、陰極ステンレス採用も含めた電解法の課題と今後の取り組みについても報告する。
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