作成年度 | 1996年度 |
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論文名 | ジオテキスタイルを用いた河岸浸食防止に関する実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成8年度(河-20) |
発表会 | 平成8年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成8年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1997/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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船木淳悟 |
抄録 |
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河川堤防の表面は、流水や雨水による浸食を防止するために植生で保護されている。こうした堤防は、亀裂やモグラ穴等による堤体の劣化を確認するなどの維持管理上の必要性から北海道では2~3回/年、本州では5回以上の除草が行われている。定期的な除草は周辺植物の堤防への侵入を阻み、植生の不均一化による弱点箇所を未然に防ぐ効果がある反面、堤内側と河畔域との植生の連続性を分断させ、また景観上も非常に貧弱なものとなる。さらに除草費そのものも堤防整備の進捗に平行して負担を増していく。一方、平成8年6月の河川審議会答申の中では、21世紀に向けた河川整備の推進方法の一つに堤防の質的強化技術開発が上げられており、堤防に関する質の高い技術に対する要請が高まっている。本研究では、近年土木分野において補強材として利用されているジオテキスタイルに着目し、堤防補強材としての有効性について実験により検討した。本年度は堤防浸食防止素材としてのジオテキスタイルの効果を把握するため、流速3m/s程度の流れ環境下で法面を被覆したジオテキスタイルがどのような挙動をするのか観察した。 |
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