国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 滝里ダム主放流設備への高流動コンクリートの適用について

作成年度 1996年度
論文名 滝里ダム主放流設備への高流動コンクリートの適用について
論文名(和訳)
論文副題 平成8年度(ダ-12)
発表会 平成8年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成8年度技術研究発表会
発表年月日 1997/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
小林充邦
高橋義春
中山惇
抄録
滝里ダムは、石狩川及び空知川の洪水調節、流水の正常な機能の維持、滝川市、砂川市、歌志内市、江別市の水道用水の確保、空知川及び石狩川沿川のかんがい用水の補給、発電を目的として建設中の建設省直轄の多目的ダムである。ダム本体工事は、平成2年10月から着工し、平成4年9月より本体コンクリート打設を開始した。平成8年4月からは主放流設備の据付に着手しており、今年度までの本体コンクリートの進歩率は、90%に達している。当ダムは、空知川の中流域に位置するため集水面積が広く、計画高水流量3,600m3/sに対して、計画最大放流量2,400m3/sと流量規模が大きい。このため堤体中央部に主放流設備のオリフィスゲート6門とクレストには、ゲートレス2門を有する大規模な洪水吐を設置している。主放流施設の据付部分においては、設備本体の他に据付架台、鉄筋、グラウト用配管等が複雑に配置されるため、設備本体底部にコンクリートを確実に充填することが極めて困難な状況となっている。当ダムでは、コンクリートの充填性を改善する目的で高流動コンクリートを採用した。本報告は、高流動コンクリートの採用に当り、配合試験から施工までの結果と今後の適用の可能性について報告するものである。
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