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 樽前山火山監視システムについて

作成年度 1996年度
論文名 樽前山火山監視システムについて
論文名(和訳)
論文副題 平成8年度(ダ-15)
発表会 平成8年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成8年度技術研究発表会
発表年月日 1997/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高田利幸
高橋公浩
手代木隆二
抄録
樽前山は、有史以来1667年、1789年、1804~1817年等に大規模な噴火が記録されている非常に活動が活発な火山の1つである。樽前山周辺は、国道や鉄道、新千歳空港や苫小牧港といった北海道を代表する主要交通拠点・幹線が存在し、樽前山の噴火による火砕流や泥流による被害は、計り知れないものがある。このように火山噴火、あるいはその後の降雨によって発生する土砂移動現象から地域住民の安全を確保するためには、砂防ダム等によるハード対策が重要であるが、その整備には数十年単位の時間が必要である。阪神・淡路大震災などの大災害から危険管理対策がクローズアップされている中で、土砂移動現象の発生を予測・検知し、警戒避難体制の整備に資する適切な情報を得るソフト対策は重要性を増している。樽前山の火山監視システムは、土砂移動現象の特徴を考慮してセンサーを配置し、そこから得られる情報を迅速かつ正確に収集・処理し、関係市町村等に必要な情報を提供できるシステムの検討を行ったものである。
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