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 旧十勝大橋保存計画とコンクリートの長期耐久性試験計画について

作成年度 1996年度
論文名 旧十勝大橋保存計画とコンクリートの長期耐久性試験計画について
論文名(和訳)
論文副題 平成8年度(橋-16)
発表会 平成8年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成8年度技術研究発表会
発表年月日 1997/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
丸山記美雄
小谷内史義
山上正之
抄録
旧十勝大橋は幅員18m、支間41mの9径間コンクリートゲルバー桁橋として昭和16年の完成以来50余年の月日にわたって帯広市と音更町を結ぶ橋として市民に親しまれてきた名橋であり、交通量の激増した現在まで道路橋としてその機能を十分に果たしてきた。しかし、昭和55年に策定された十勝川水系工事実施基本計画に基づく計画高水流量の変更にともなう音更側引堤計画に関連して種々の検討がなされたが、治水安全上架替が必要となり、隣接して建設された新橋は平成8年1月に開通した。旧十勝大橋は平成8年度中の撤去を目指して現在解体工事中である。わが国の橋梁技術、特に北海道の歴史の中においても重要な役割を果たし、さらに地域のシンボルとして住民に親しまれた旧十勝大橋は文化的・歴史的遺産としての価値の高いものであり、その保存についての検討がなされ、部分的保存を行うこととし、また、長期材令でのコンクリートの強度・耐久性に関する研究は世界的にみても例が少ないことから、旧十勝大橋の50数年経過した材料を利用してコンクリートの物理化学的分析・解析を行い、これらの結果が今後どのように変化し、それが強度および耐久性にどのような影響を与えるかを調査することを計画した。本報文では、保存計画とコンクリートの長期耐久性試験計画の内容を報告する。
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