作成年度 | 1997年度 |
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論文名 | 河川堤防における新しい耐震性評価手法について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成9年度(河-20) |
発表会 | 平成9年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成9年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1998/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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能代靖己 | |
鈴木俊行 | |
谷口清 |
抄録 |
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地震時の堤防被害予測は、対象構造物である堤防の延長が長いため、出来るだけ簡便な方法と予測精度(被害の形態及び被害量)の向上を目指し、円弧すべりに基づいた安定計算と既往の地震被害事例とを組み合わせて、被害状況を推定する手法等が従来提案されてきた。しかし、この場合、安全率と沈下量の関係は既往被害の上限値を採用しているため、一般にはかなり過大な被害量の予測となっていると考えられる。堤防の地震による被害については、既往の経験等から砂質地盤が液状化した場合に被害が大きくなること及び北海道のように軟弱な泥炭層の上に盛土された堤防においては堤防自体が大きく地下水面以下にめりこみ、堤体が砂質土の場合にはその部分が液状化し大きな被害に至ることも確認されているが、被害予測を行うにあたって全川にわたる詳細な調査・解析を実施することは現実的ではない。このため、本研究では釧路沖地震等の堤防被害を忠実に再現し得たFEM永久変形解析に基づいて、液状化に伴う堤防の永久変形を定量的に予測できる手法を確立すること目的としたものである。 |
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