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 胆振海岸の沿岸漂砂に影響を与える沿岸流について

作成年度 1997年度
論文名 胆振海岸の沿岸漂砂に影響を与える沿岸流について
論文名(和訳)
論文副題 平成9年度(河-21)
発表会 平成9年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成9年度技術研究発表会
発表年月日 1998/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
森信幸
紅葉克也
高田利幸
抄録
胆振海岸は、年間数mも汀線が後退する全国でも有数の侵食海岸で、昭和40年代は100m以上も広がっていた砂浜も、現在ではほとんどが消失し、汀線が直立護岸まで迫っている。海岸侵食の原因は種々考えられるが、原因の1つとして、胆振海岸の砂は粒径(0.12mm程度)が細かいため波浪による沿岸漂砂の影響を強く受ける事が挙げられる。今回、港湾事業のデータ提供を受けた白老港、苫小牧西港、様似漁港波浪観測所の観測と虎杖浜観測所の結果から、胆振海岸全体で、20cm/s以上の流速が、深い(水深30m)箇所でも頻繁に発生していることが確認された。この現象は、従来考えられていた沿岸流の常識を根底から覆すものであり、今後新たな解析手法を確立する必要が生じた。本件は、胆振海岸における沿岸流の特性を明らかにすると共に、この特異な流速の発生メカニズムを解明したので報告する。
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