作成年度 | 1997年度 |
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論文名 | 民安ダムの設計について-ダムタイプの決定経緯- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成9年度(ダ-10) |
発表会 | 平成9年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成9年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1998/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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工藤幸大 | |
伊藤定由 | |
日下信正 |
抄録 |
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国営かんがい排水事業天塩沿岸地区で造成される民安ダムは、平成7年度に本体着手し、今年度から盛立を開始している。本発表では、ダムタイプ決定までに行った検討結果について、事例紹介するものである。ダムタイプの選定は、直接的にはダムサイトの地形、地質、気象、水象等の自然条件や、築堤材料の賦存状況等の地域条件によって左右され、間接的には建設目的、規模、工期等の経済的・社会的条件によっても影響を受ける。民安ダムは、堤高24mの均一型フィルダムとしているが、その採用理由は次に示す地形、地質、築堤材料の3条件が主な要因である。①ダムサイトの地形は、河床幅が広く、形状係数も約11と大きいため、経済的にフィルダムの方が有利な条件となる。②基礎地盤である新第三紀鮮新世の勇知層は、泥質砂岩~細粒砂岩からなり、固結度は比較的高いが若干強度の低 い軟岩で、コンクリートダムの基礎として適当でない。③ロックフィルダムとして計画するために必要な透水性材料(ロック材)を、ダムサイト近傍から経済的に入手すること が困難である。以下に、各要因の詳細を述べる。 |
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