国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 ポプラ通の水辺再生に向けて-水生植物群落による景観創出と水質浄化の試み-

作成年度 1997年度
論文名 ポプラ通の水辺再生に向けて-水生植物群落による景観創出と水質浄化の試み-
論文名(和訳)
論文副題 平成9年度(共-15)
発表会 平成9年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成9年度技術研究発表会
発表年月日 1998/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高橋彰
吉元雄次
抄録
都市内で失われた自然を取り戻そうという試みは現在様々な手法で行われており、その中でも水辺環境を確保することは、住民への憩いの場の提供、優れた景観の形成、多様な生き物の生息環境の確保といった観点から重要なテーマの一つである。札幌市では、「屯田地区小河川への下水処理水導水計画」の一環として、"生き物との共存を目指す道づくり"をテーマにして整備を進めている都市計画道路ポプラ通中央緑地内の旧灌漑用水路跡に、創成川下水処理場の高度処理水を活用した水辺の再生を予定している。修景用水や親水用水など都市内用水の需要を満たす水源として下水処理水を活用することの有効性は高いと思われるが、下水処理水が高濃度の栄養塩類(窒素、リン)を含有することは、富栄養化による下流域の水質悪化を懸念させる。これまでの文献調査、現地調査、学識者等からの聞き取りを通して、水生植物の植裁が栄養塩類を吸収し富栄養化の抑制に一定の効果があり、札幌ではクレソンの活用が効果的であるとの示唆を得て、既に下水処理水を導入済である安春川においてクレソン等を用いた試験を実施した。本報告はその試験結果について報告するものである。
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