作成年度 | 1997年度 |
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論文名 | ダム湖におけるワカサギの産卵環境-実態と産卵環境整備の展望- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成9年度(共-28) |
発表会 | 平成9年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成9年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1998/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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新居久也 | |
今井肇 | |
中尾勝哉 |
抄録 |
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ワカサギは、古くから漁業の対象とされており、北海道における内水面の漁獲量および生産金額は、現在シジミに次いで多いものとなっている。また冬季に結氷した湖沼ではワカサギ釣りが盛んに行われており、重要な位置付けにある魚種といえる。ワカサギは、本来海域と河川下流部および天然湖沼とその流入河川を往復しながら自然繁殖していたが、現在では人工的に造成されたダム湖にも移植され、閉鎖された水域でも生息するようになってきた。筆者らは、ダム湖に移植されたワカサギの生態を把握するために、近年桂沢湖および金山湖に生息するワカサギの産卵場所などの調査を実施している。本報告では、一般的なワカサギの生態を紹介したうえで、2つのダム湖と道内で漁獲量が最も多い網走湖(天然湖)の主産卵河川である網走川の産卵条件とを比較し、ワカサギの産卵についてダム湖での問題点を挙げる。そして今後のダム湖における資源維持と環境整備という観点から、自然産卵場所の創出について、調査事例と今後の展望案を述べる。 |
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