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 ウニ高密度飼育施設における水理特性について

作成年度 1997年度
論文名 ウニ高密度飼育施設における水理特性について
論文名(和訳)
論文副題 平成9年度(港-26)
発表会 平成9年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成9年度技術研究発表会
発表年月日 1998/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
永田晋一郎
北原繁志
谷野賢二
抄録
近年、北海道の日本海沿岸では、長年にわたり、藻場が衰退したまま持続し続ける磯焼け現象が起きており、沿岸漁業にとっては深刻な問題となっている。その原因は、ウニ類による海藻類への摂餌圧の増加が最も可能性の高いものと考えられている。対策としてウニを除去し、摂餌圧の低減によって海藻類の再生を図ると同時に、ウニは中間育成し、有効活用することが考えられている。そこで、防波堤に生け簀を併設し、波浪エネルギーを利用して生け簀内部の海水交換を行ない、捕獲したウニを高密度で飼育・管理する新形式の海洋構造物(ウニ高密度飼育施設)を考案した。平成8年度の実験において実物大模型を作り、実際にウニを飼育し生け簀内の物理環境とウニの生息行動について調査をおこなった際、海水導入流量が増えると残餌や排泄物等の排出が抑制される対流が発生することが判明した。平成9年度は、生け簀内の残餌等を排出する流れを作り出す孔(フラッシュ孔)を加え、模型実験を行なった。その結果、実施に向けた新たな知見が得られたので報告する。
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