国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 石狩川大型水理模型実験

作成年度 1986年度
論文名 石狩川大型水理模型実験
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(D-12)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
清水康行
福田義明
板倉忠興
抄録
石狩川の河口付近は、わん曲、急縮、急拡などが連続し、河道計画上特に問題となる区間である。このため、土木試験所では昭和54年度より縮尺50分の1の大型模型実験を行い、河道維持上の問題点の把握および河道計画に関する各種の検討を行ってきた。昭和54年度から昭和58年度にかけては、固定床の実験が行われ、既応出水の再現、計画流量流下時の問題点、計画法線形および断面形等の比較検討が行われた。この中で特に問題となったのはKP3~6のわん曲部における河道計画であり、法線形の比較実験結果および各種の制約条件(経済性、河口橋、志美運河、段階施工上の問題など)から、現在の河道を生かしつつ、洪水処理用のバイパスとして新水路を併用する2way方式の河道計画が最も有利であると判断された。ただ、石狩町市街と隣接する本区間は、極端なわん曲部である上にわん曲部の出口は堤防法線形等の制約から急縮部となっており、既応の出水時においても外岸側の著しい深掘れと内岸側の堆積現象が問題となっている区間でもあり、河道計画の策定に際してはこの部分の河床変動のコントロールということが重要なポイントとなる。そこで、このわん曲部における河床変動の定量的な把握と、局所的な洗掘に対する対策工の検討を目的とし、昭和59年度からは、模型を移動床に改造し、石炭粉を河床材料とする移動床実験を行うこととした。本文は、昭和59、60年度に行われた移動床実験における相似律の考え方および実験結果について、その概要を報告するものである。なお、本文中で使用する記号において下付き添字Pおよびmはそれぞれ現地および模型の値であることを示す。
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