国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 河床変動計算の一手法-石狩川の川床変動について-

作成年度 1986年度
論文名 河床変動計算の一手法-石狩川の川床変動について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(D-18)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
渡辺康玄
中野嘉道
鈴木英一
抄録
石狩川は、その語源が非常に曲がりくねった川の意を持ち、我国有数の蛇行河川であり、有史以前より蛇行・自然短絡を繰り返してきた。石狩川河畔に人々が定着し流域が発展すると、人命及び土地財産等を洪水・河岸浸食等の被害から守るため、治水が必要となった。このため、石狩川は、河道の維持、流下能力向上のため、様々な人工の手が加えられてきている。特に、石狩川流域は泥炭地が多く分布しており地下水位が非常に高いため、湿地帯となっていた。昭和にはいって、農地拡大と治水安全度向上の目的から、弯曲部に捷水路を開削し、水位を低下させる努力が払われ、その数が現在29ヶ所にのぼっている。このように、石狩川は、数多くの人工の手が加えられた河川となっており、これら人工の手が加えられたことによる河川への影響を把握することは、今後の治水事業を進める上でも非常に重要な課題となっている。現在、石狩川中流部には遊水地計画があり、遊水地の位置及び越流堤高等の問題から、河床高の将来予測及び河道維持等が問題となっている。このため、現在石狩川中流部の河床変動予測モデルの確立が急がれているところである。本報告では、石狩川中流部河道の現在までの変遷を調査し、その動向を鮮明することとした。検討区間は過去において蛇行・自然短絡が多かった、雨竜川合流点から月形橋までの範囲とする。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.