作成年度 | 1986年度 |
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論文名 | 河川構造物と不同沈下対策 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和60年度(D-32) |
発表会 | 昭和60年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和60年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1986/08/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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瀬川明久 | |
小林伸行 | |
渡辺和好 |
抄録 |
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北海道における河川流域には、洪積世や沖積世に形成された低平地が広大に存在し、土質的には泥炭土、火山灰土あるいは粘性土等から構成されている場合が多く、地盤は一般的には軟弱である。したがって、このような地盤上に設置された土構造物やコンクリート構造物は、不同沈下、側方流動、地震等に起因する予想外の荷重動向により、構造物自体の変位、変形による損傷の発生や異質の材料や構造様式を持つ構造物の接合部付近に発生する土層の乱れによって、安定性を著しく損うことがある。特に河川構造物においては、洪水等による流水や浸透水の作用が大きく受けるため、構造物の損傷や土質の乱れは漏水現象に直結し、堤防決壊に繋がる重大な危険性を内包していると考えられるので、安定化対策には特段の配慮が必要である。本報告は、これらの事項を踏えて軟弱地盤地帯における河川構造物の不同沈下の影響を最小化し、もって漏水の防止を図り、構造物の長期安定化と治水安全度の向上を目標とする対策のあり方について論じるものである。 |
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