国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 幌向ダム取水設備の結氷防止装置について

作成年度 1986年度
論文名 幌向ダム取水設備の結氷防止装置について
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(E-12)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
丹羽啓文
山本正夫
抄録
国営直轄かんがい排水事業幌向川地区は、北海道の中西部に位置する岩見沢市および栗沢町2,815haの用水確保を目的としたものであり、用水源である幌向ダムを主要施設に、頭首工2箇所、用水路4条25㎞、揚水機場2箇所からなる。幌向ダムは昭和47年度に工事着手し、昭和58年度に築堤完了、昭和59年度に取水塔の製作、昭和60年度にその据付と工事を進めてきた。国営事業で造成された土地改良施設は、一般に事業完了後、地元土地改良区等が管理運営するが、その費用負担の増嵩に窮している管理団体が多いのが現状である。そこで幌向ダムでは、取水塔における維持管理費、特に再塗装に要する甚大な費用負担に苦しんでいる管理者の昨今の実状を鑑み、その軽減を図るために塔体・フロート・取水管をステンレスとし、スクリーンバーをFRP(Fibergrass Rainforced Plastics)とした。また、結氷防止装置については空気揚水筒式(曝気式)を採用し、従来の気泡式の欠点改良を図り維持管理の低減を目指した。本報告は、気泡式結氷装置の問題点を揚げ、空気揚水筒式結氷防止装置の長所・原理・幌向ダムでの施工実績を紹介し、類似ダムの参考になれはと思うものである。
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