国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 ニ風谷ダム放流設備配置計画について

作成年度 1986年度
論文名 ニ風谷ダム放流設備配置計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(E-22)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
船木博康
南波幸吉
中島均
抄録
ニ風谷ダムは、沙流川総合開発事業の一環として、一級河川沙流川の沙流郡平取町二風谷地先に建設が予定されている堤高31.5mの多目的ダムである。当ダムは、沙流川の中流に位置しているため、集水面積が1,215k㎡と広い。このため、設計洪水流量は、6,200m3/sと大きいが、ダム利用水深は5.5mと小さいので大容量の放流設備を多く配置しなければならない。又、当ダムの洪水調節容量は19,800,000m3であるが、これは集水面積で割ると、16.3㎜の雨量に相当し小さく、さらに中流部に位置していることから洪水後の減水期間が長くゲート放流期間が長期にわたることが予想されるため、人為的操作すなわち、ゲート操作頻度を少なくするよう配慮している。さらに、当ダムは工事中は半締切工法による河流処理を行うこととしているが、放流設備を仮排水路の一部として使用することを予定している。これらのことから、二風谷ダムの放流設備の配置計画にあたっては、種々の制約条件のもとで、最終的な配置形状として、15ブロック(巾225m)の中にオリフィス7門、クレストゲート5門、小放流設備1門、魚道・発電所を配置したが、この基本的な設計思想について述べる。
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