作成年度 | 1986年度 |
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論文名 | 箱型地下連続壁の施工 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和60年度(E-27) |
発表会 | 昭和60年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和60年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1986/08/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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梅田勝 | |
後藤哲 |
抄録 |
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美利河ダム河床部の堤体基礎岩盤は、泥岩・頁岩の互層であり、これは強度、透水性の面でダム構築上問題ないが、その分布状態は、河床40ブロック付近から堤体右岸に向って大きく傾き、深向している。この上に砂岩層が覆っており、下部にある粗粒砂岩層は弱い被圧をうけ、強度特性も劣る。この部分の堤体基礎をオープン掘削した場合、弱層である粗粒砂岩にダムが載ることと、被圧水の浸出により、右岸側ダムの基盤にゆるみが生じるおそれがある。従って、この部分をオープン掘削せずにダムを構築する方法はないか種々の検討が行われた。工法比較の条件として、①砂岩層をゆるめないよう大きな剛性があること。②施工時に岩盤に大きな衝撃を与えない事。③水密性で漏水の少ない事。などであるが、これらをすべて備えた工法として場所打による箱型地下連続壁を採用した。尚、壁体完成後は内部掘削をし、コンクリートで中詰を行い、38、39ブロックの堤体規則掘削の際山留工となることにした。本文は、箱型地下連続壁の施工について報告する。 |
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