国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 凍上試験方法の改良に関する実験

作成年度 1986年度
論文名 凍上試験方法の改良に関する実験
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(B-17)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水島達朗
熊谷茂樹
上田正昭
五十嵐光徳
抄録
積雪寒冷地における道路整備には、凍上対策は不可欠なものであり、その中でも路盤材料、凍上抑制層材料などの品質規格と使用適否の判定のために凍上試験は特に重要な項目である。一般に搭乗を支配する要素として、水分子が土粒子から分離して凍上を起すべき、土質・地中水・温度の3条件が必要であることが知られている。室内凍上試験では、凍上量に影響する因子として、一つに土そのものに係る内的因子(土の科学的物理的性質)、二つに凍結中の条件に係る因子(水分補給や拘束力の条件など)、三つに試験装置の温度管理精度があげられる。現行の「土の凍上試験方法」は、道路排水工指針の資料編に記載されているが、約20年前に開発され合理的ですぐれた試験方法と思われるが、細部の改良へ向けて検討が必要である。また、凍上対策工法として今後も置換工法が続く限り路盤材を有効に活用するため、2次改築などにおいて既設路盤材の再利用の基準が必要であり、粗粒材料に関する凍上試験方法の策定が急がれる状況にある。本文では、主として火山灰、砂、切込砂利、のシルト分以下の量と凍上性、上載荷重条件、供試体長さを変えながら、現行方法との関連などを検討した室内凍上実験の結果を報告する。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.