作成年度 | 1986年度 |
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論文名 | 送配水設計からみたパイプライン系の水制御問題について-サージング現象を例として- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和60年度(F-22) |
発表会 | 昭和60年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和60年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1986/08/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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小松淳一 |
抄録 |
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近年、農業用幹線用水路に、パイプラインシステムが採用される事例が多い。このパイプライン系は一般に開水路に比べて、水の流れの基本則は共通であっても、流況発生とその伝達の面で特性が異なる。すなわち、ポンプ、バルブなどによる水制制御操作に対する流況変化などの反応が速い。そしてその反応は、連続する管路系全域に及ぶ性格を有する。このような応答特性は、水撃作用、サージング現象、などの問題を引き起こす場合がある。パイプラインでは、水撃作用によって伝播する管内の水撃圧を小さなものとし、流量制御を容易にすることを目的などとして、調圧水槽(サージタンク)などを設ける場合がある。このような自由水面部では、管路系内の流量変動が生じるとこれに伴い水位の上昇、下降現象であるサージング現象が発生する。この場合、サージング(慣性振動)は管路系に固有のもので、その選択を誤ると水槽からの越流などの問題を生じる。本報告では、パイプライン系の流量制御操作に関わる問題の一つとしてサージング現象をとりあげ、これに対する水理設計における技術上の留意点について述べる。 |
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