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 網走管内における改良山成工について-第4報 斜網地域における融雪災害-

作成年度 1986年度
論文名 網走管内における改良山成工について-第4報 斜網地域における融雪災害-
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(F-34)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
岡本隆
月居誠
駒井明
高橋博
抄録
網走管内の東部に位置する斜網地域の農業は、ばれいしょ、てんさい、麦類を主要作物とした畑作経営を展開している。本地域農業の発展向上を図るため、畑地用水の導入、既耕地の整備、農地造成による経営規模の拡大が必要であり、その一環として改良山成工を実施してきている。しかし、改良山成工は大きな切盛を伴なうことから、畑面の侵食防止、地表水、地下水排除等の水処理の問題が造成地の防災対策上極めて重要な課題である。本地域の年平均降水量は850㎜前後と全国で最も少なく、改良山成造成に伴なう災害は、夏期間にはほとんど発生しておらず、主に融雪時に集中している。融雪災害防止対策に関しては、現在まで検討されてきた対策工法を設計と工事に反映させ、実施してきているが、いまだ不充分な点が多く、完全な防止対策に至っていないのが現状である。第3報では主に防災施設としてシュート工、承水路の改良について報告したが、今回は、より効果的な融雪災害防止対策検討に資するため、昭和60年の融雪出水による被災事例をまとめたので報告する。
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