国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 改良山成工で造成した畑土壌の理化学性の変化

作成年度 1986年度
論文名 改良山成工で造成した畑土壌の理化学性の変化
論文名(和訳)
論文副題 昭和60年度(F-36)
発表会 昭和60年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和60年度技術研究発表会
発表年月日 1986/08/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
沖田良隆
石渡輝夫
宍戸信貞
柿下哲
中駄良男
清田靖成
鈴木一
抄録
近年の農地は改良山成工で造成される比率が急速に増加している。改良山成工で造成した場合、土壊の性状は山成工の場合と大きく異なるが、これに関する基礎調査は少なく、情報は不足している。そこで59年度より、土壊の異なる3地区(斜里山麓地区:未熟火山性土、ワイス地区:ローム質褐色火山性土、北雨地区:酸性褐色森林土)において切盛土や心土破砕の有無と関連づけて、改良山成工で造成した圃場の調査を始めた。前報で報告した造成初年目の調査結果を要約すると、①作土層(表土扱い層)の層厚は30㎝であり良好であるが、その腐植含量は未耕地の表土より著しく低い。②作土層の容量重は3地区とも未耕地の土層より大きく、表土戻し作業で圧縮されていた。③北雨およびワイス地区では、盛土層の容積重は切土層より大きい。④ワイスおよび斜里山麓地区では、心土破砕の破砕対象土層は顕著に膨軟化した。⑤北雨地区では多雨時の造成のため、土壌水分が高く、運土時のねり返しにより、著しい構造破壊が生じ、カベ状を呈し、グライ化している部分もあった。このような状態での心土破砕では、土壌は塑性変形するのみであり、破砕効果は明瞭でなかった。今回は造成2年目の結果について報告する。
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