国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 堤防法面のイタドリ除去について

作成年度 1987年度
論文名 堤防法面のイタドリ除去について
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(D-37)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
平野正則
田中孝義
佐藤英人
抄録
帯広河川事務所管内で直轄維持管理している堤防総延長は、208.3㎞である。堤防は河川管理施設のうち最も重要な施設であるため、堤防法面を保護している植生の正常な緑化のため年2回の除草を実施している。しかし、現在堤防法面の至る処でイタドリの群生地が発生しており、草丈が2mにも達するため堤防の芝を駆逐してしまい、その葉陰で地表面は裸地となる。さらに、地下茎は年々太くなって堤体に食い込むことになり、透水性も野芝に比べて10倍以上となる。このような有害な雑草の繁茂は堤防の弱体化を招き、大雨や洪水時に洗掘・法崩れ等の危険をはらんでいることから、災害の防止上重大な事態を惹起する懸念がある。本報文は、現地試験によりイタドリ除去の対策を見い出すことを目的として調査を行ったので、それを報告するものである。なお、本調査は昭和59年より実施しており、59年度は十勝川築堤における緑化植生の現況をできるだけ正確な把握を行い、60年度は前年度の調査結果に基づき、緑化植生の不良個所について土壌分析を行った。それらの成果を踏まえて61年度は、物理的方法の最も代表的な手段である除草の刈取回数を変えることによりイタドリの地上部植生及び地下部根系にどのように影響があるかの調査を行った。
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