国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 河川センサスについて(第2報)

作成年度 1987年度
論文名 河川センサスについて(第2報)
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(D-38)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
秋好輝美
秩父亮一
紅葉克也
抄録
全国的規模で行われる『河川現況調査』及び『河川氾濫区域内資産調査』や、河川計画上必要に応じて行われる『治水経済調査』等の治水事業に係る諸調査の基本的データーである河川情報は、これまで調査の目的、方法、出典、項目の差異などに起因し種々の数値がありその精度についても疑問が多いことは前年度報告したとうりである。このことは、こうした河川情報が内部資料ではあるが、その取扱い解釈に誤解や混乱を招く恐れがあることから今後統一的かつ信頼性の高い情報としていく必要があることを指摘した。河川流域を適正に管理し、治水事業を円滑に遂行していくにあたり、昨今の経済情勢は公共事業にとって厳しい環境下にあることからより現実的で効果的かつ合理的に治水投資を図ることが要求されているにも関わらず、上記のような矛盾を内在していることは早期に解決すべき問題である。一方、近年のOA化の進展は、こうした情報の整理に対して有効な道具であり、初期投資は必要であるが、その後の管理、運営に要する投資は大幅に節減でき、トータルコストとしてみれば現在の人的労働に依存するよりはるかに安価に抑えられるであろうし、また、リアルタイムに現実の河川流域情報を得られることを考えれば、OA化の一貫としての取り組みは充分意義がある。また、OA化にあたっては種々の情報が単独に存在するのではなく、これらを有機的にリンクさせて生きた河川像を知りうるものとする必要がある。河川の姿をより現実に近いとらえ方をするには、何を(項目)データとして集積し、どのように処理し整理していけば良いかという観点から、ここでは天塩川、留萌川をケーススタディとして河川指標(センサス)案を検討したものである。
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