作成年度 | 1987年度 |
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論文名 | 河川構造物周辺の沈下挙動と不同沈下計算手法 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和61年度(A-6) |
発表会 | 昭和61年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和61年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1987/06/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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小林伸行 | |
渡辺和好 | |
瀬川明久 |
抄録 |
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北海道の主要河川の堤防はほぼ連続堤で概成し、治水安全度は多大に向上してきている。一方、連続堤により洪水防御機能が高まる反面、堤防への外的圧力の増加を招くことにもつながり、この外力が堤防の弱点に集中することによって多大な被害が発生する危険度もまた増大してきている。特に、低平地の基礎地盤は泥炭土、粘性土、火山灰土で構成されている場合が多く、一般的には軟弱地盤であるため、この地盤上に設置されている土構造物やコンクリート構造物は、不同沈下、側方流動、地震等による予想外の荷重動向により、構造物自体の変位、変形による損傷の発生や異質の材料で構成されている構造物の接合部付近に発生する土層の乱れによって安定性、耐久性を著しく損うことがある。とりわけ、河川構造物にあっては洪水等による流水や浸透水の作用を大きく受けるため、構造物の損傷や土層の乱れは漏水現象に直結して災害につながる危険性が大きく、構造物の長期安定化対策が必要である。以上の点から、本報告は河川構造物周辺のせん断破壊層等の挙動を観測してその機構解明への一助とするとともに、不同沈下予測手法の確立を試みるものである。 |
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