国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 コンクリート表層の気泡アバタ処理効果について-布張有孔型枠工法-

作成年度 1987年度
論文名 コンクリート表層の気泡アバタ処理効果について-布張有孔型枠工法-
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(A-12)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
舟橋昇
服部健作
高橋守人
新庄建
熊谷孝梧
抄録
土木構造物としてのコンクリート構造物は、土木あるいは建築などの分野で重要な役割を果たしている。しかし、近年、鉄筋の腐食、コンクリートの中性化、ひびわれ等と鉄筋コンクリートの劣化に関する話題が、社会的にも大きく取り上げられるなど、その耐久性についての検討が改めて行われつつある。コンクリートの耐久性は、表面部分の組織が十分に緻密化されていることが需要な要因の一つであるが、その解消は永年の間望まれて来た課題である。最近、このコンクリート表面に発生する気泡アバタを解消する目的で、「布張有孔型枠工法」の開発がなされ、その報告も出されたが、小樽開発建設部では、気象条件、地形条件等により、凍害、塩害の多い寿都道路建設事業所管内で布張有孔型枠と通常の型枠を併用した試験施工を行い、コンクリート表層部における各種の比較試験を実施した。試験施工の目的は、気泡アバタ除去による美観上の効果及び、寒冷地における土木技術上の大きな課題である凍結融解に基づく耐久性等の効果に関する検討を主張としている。本文は、気泡残留程度と耐久性に関する各種の試験方法及び試験結果と、その効果について報告するものである。
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