作成年度 | 1987年度 |
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論文名 | 十勝岳の火山泥流対策について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和61年度(E-2) |
発表会 | 昭和61年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和61年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1987/06/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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大谷敏明 | |
田口哲明 | |
川村保広 |
抄録 |
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この数年、頻発する内外の火山活動において災害に対する関心が高まる中、昨年11月発生した伊豆大島三原山の噴火はまだ記憶に新しいところである。幸い今回の爆発では人災はまぬがれたが、今後の活動については尚予断を許さない状況にあり、注目される。同じく1昨年11月、南米コロンビアのネバド、デル、ルイス火山においては、山頂付近の万年雪の一部が解けて一瞬のうちに泥流を誘発し24,700人の犠牲者を出す大災害となったが、これと似たケースが本道の十勝岳でも大正15年5月に発生している。十勝岳は、1年の3分の2近くの間、冠雪状態のあるが、大正15年の噴火では残雪融解による大規模な泥流が発生し144名の犠牲者を出す惨事となった。これら、火山地帯における泥流対策について、建設省は「特定火山周辺総合泥流対策事業」として位置付け、砂防事業として、早急に実施すべく要望していたが昭和62年度これが認められた。ここでは、十勝岳の泥流対策全体構想の内、直轄美瑛川流域についての状況を報告するものである。 |
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