作成年度 | 1987年度 |
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論文名 | 豊平川上流域における先行的砂防について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和61年度(E-4) |
発表会 | 昭和61年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和61年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1987/06/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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船木淳悟 | |
田沢啓市 | |
高橋公浩 |
抄録 |
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近年、豊平川上流域の急激な都市化に伴い支川沿いの小扇状地へも宅地進出が著しい。元来扇状地は、洪水により流送されてきた土砂が河道内より氾濫・堆積し、またそれによって流路そのものが移動するという繰り返しによって形成されてきたものである。したがってこのような扇状地に生活空間を求めるためには、上流からの流送土砂を抑止するともに、流路の変動を押え安定な河道にしなければならず、一般的な方法として床固工、流路工が施工されている。しかし、このような扇状地において無計画に宅地化が進行することにより、流路は狭窄化、屈曲化してしまい、土砂災害の危険性を増大させるばかりでなく、その後の計画・施工が困難なものになり、事実豊平川上流域でもこのような弊害が各所で生じてきている。したがって市街地拡大等の社会情勢を念頭において流路工の整備、安全空間の確保を先行的に進めることは、今後より計画的・合理的に市街地を整備していく上で大きな意義をもつ。以上のことから、本考察は扇状地における、特に市街地及び今後市街地化が予想される区域において、最も有効に効果を発揮できる手法並びに施工順位の検討をおこなったものである。 |
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