国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 乾湿繰返しによる軟岩材料の工学的性質について

作成年度 1987年度
論文名 乾湿繰返しによる軟岩材料の工学的性質について
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(E-10)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
広瀬照光
抄録
近年、設計、施工技術の発展、経済性の追求等から新第三紀層の軟岩を盛立てることが多々みられ、道内におけるかんがい用フィルダムにおいても、軟岩を築堤材料として計画、実施中の地区が多くなっている。新第三紀層の砂岩、泥岩、頁岩等は掘削直後はかなりの硬さを有しているが、いったん掘削して大気中に放置しているあいだに乾燥、湿潤の繰り返しを受けて簡単に砕けてしまう特徴をもっている。このような軟岩を遮水材料として利用する場合には、あらかじめ人為的に破砕を起こしたり、他の材料と混合するなどの方法があり問題は少ない。しかし、透水性材料とせざるを得ない時は、適切な掘削方法を選択する事により、粒度組成を良くしたり、締固めの厚さを薄くして材料の均質化を図るなどで盛土内部の空隙を極力小さく抑え、通気性、通水性をある程度低下させて風化作用による材質の劣下を防ぎ、堤体変形、せん断抵抗力への影響を抑止する配慮が必要である。ここでは、現在までに当研究室が扱ったフィルダムのロック材料の中から、乾湿繰返しによる粒子の細粒化と強度特性についてしらべた結果を報告する。
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