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 十勝ダムにおける湛水初期の水質挙動について

作成年度 1987年度
論文名 十勝ダムにおける湛水初期の水質挙動について
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(E-16)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
山田孝治
高橋義春
角田真一
抄録
十勝ダムは1級河川十勝川の上流、上川郡新得町字トムラウシに建設された流域面積592k㎡、堤高84.3m、堤頂長443m、堤体積3,715万m3、総貯水容量11,200万m3、有効貯水容量8,800万m3を有する建設省直轄多目的ダムである。本ダムの貯水池は昭和59年3月より試験湛水を開始し、昭和61年度より本格的に運用を開始している。一般にダム貯水池は、湛水開始当初に水没地よりの溶出等に起因する一時的富栄養化現象の発現が認められていると言われており、「ダム貯水池水質調査要領」にも湛水初期富栄養化調査としての調査方法が明記されている。本ダム貯水池流域は自然山林が多く、人為的汚濁源としては小規模な温泉、放牧地がある程度で、人為的汚濁が進行しにくい流域特性を有しており、自然状態での湛水初期の一時的な富栄養化過程を追跡するのに有利な条件をそなえている。本ダム貯水池において昭和59年5月より、この様な自然状態での湛水初期水質変化過程を明かにし、今後のダム貯水池水質管理に資する為、定期的に水質、底質調査、出水時水質調査、原単位調査、沈降物調査、藻類培養試験等の調査を実施しており、ここにその結果を報告するものである。
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