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 桂沢ダム・奔別ダムの濁水調査(第2報)

作成年度 1987年度
論文名 桂沢ダム・奔別ダムの濁水調査(第2報)
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(E-18)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
一関祐次
許士達広
山下彰司
抄録
近年のダム事業において、水質を含めた総合的な水資源の保全に対する関心が高まっている。62年度の建設省関係の新規事業として、濁水等を防止するとともに、貯水池周辺に緑豊かな自然環境を作る特定貯水池総合保全整備制度(グリーンベルト計画)や、堆砂により機能の低下した貯水池の再生を図る特定ダム堆砂排除事業(ダムリフレッシュ事業)等の創設が認められており、多角的なダム事業の推進が図られている。桂沢ダムは昭和32年完成の多目的ダムで、完成直後より湖内濁度が高く、ダム再開発にあたり総合的な検討を進めている。幾春別川ダム調査事業所では昭和60年度より調査を行い、60年度に桂沢湖の濁度分布及水文データを時系列化した。その結果、貯水池の上層部は春の融雪期(4~5月)、夏の水位低下時(8月)、秋の水位上昇期及循環期(9~11月)に濁度が上昇し1~3月及6月は数ppmとかなり澄んだ状態となり、程度の差はあっても毎年同様の変化を繰り返していることが判明した。また、降雨による出水時の連続観測では幾春別川本川から高濁度の流入が観測され、ダムが新設される奔別川は、これをはるかに下回る値であった。61年度は、引き続き融雪時・水位低下時・降雨による出水時について流域の支川毎に、流量・濁度・SSを観測して濁質発生源の状況を確認したのでその概要を報告する。
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