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 2車線道路の走行性の向上について-主として避譲車線における走行車両の交通現象について-

作成年度 1987年度
論文名 2車線道路の走行性の向上について-主として避譲車線における走行車両の交通現象について-
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(B-14)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
平沢匡介
林延泰
大塚民雄
山崎晃
抄録
北海道の国道の大部分は、2車線道路で大半がはみ出し禁止の規制がなされている。そのために低速車両を先頭とし車群化が進み、交通流に悪影響を与えている。それは後続車両のドライバーのイライラを増大し、時として無理な追い越しによる事故を誘発する場合もある。近年、これらの円滑な交通流を阻害するという問題は、全国的に注目されている。これらは旅行速度におけるサービス水準の低下を招いている。このような道路区間における改善策の一つとして、山岳部における登坂車線と同様に平坦部に本線の左側に付加車線を設置することが考えられる。この付加車線は避譲車線、避譲帯、譲りゾーンなどと呼ばれ、名称は必ずしも統一されていないが本報告では避譲車線を用いる。避譲車線は、登坂車線と同様に、各車両の追越機会の増大をはかるものであり、わが国には設置例が少なく、その延長は160m以下と短かい。また設置基準案も確立されていない。そのようなことから、本報告は、北海道における避譲車線の整備基準の基礎資料を作成するため第1報とする。
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