国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 網走管内における改良山成工について-第5報 斜網地域における融雪災害対策-

作成年度 1987年度
論文名 網走管内における改良山成工について-第5報 斜網地域における融雪災害対策-
論文名(和訳)
論文副題 昭和61年度(F-33)
発表会 昭和61年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和61年度技術研究発表会
発表年月日 1987/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
岡本隆
月居誠
鈴木一弘
高橋博
抄録
網走管内の東部に位置する斜網地域に、当事業所所管の畑地帯総合の小清水地区、斜網西部地区、それに本年度(S61)着工の斜里地区と、農地開発の斜里山麓地区の四地区があり、改良山成工法による農地造成を行なっている。改良山成畑は、これまで畑地として不適当とされていた急傾斜地や地形の入り組んだ複雑な土地、これらと隣接した既耕地にあっても大型農作業機の稼動不向きな土地の区画整理を行ない、生産の場として高い労働生産性をあげることを目的としている。しかし、改良山成畑は大きな切盛を伴うことから、水処理の問題が造成地の防災対策上極めて重要な課題である。前報までは災害事例より土木的工法(表流水処理施設の改善)と維持管理面からの防災対策について報告してきた。なお、第4報(維持管理面での防災対策)の結果から、農家個々による融雪時の初動対応をPRするポスター及びパンフレットを作成し、農家への啓蒙を進めていくものである。今回は、より有効な防災対策解明の基礎資料とするため、昭和61年度の融雪状況と、被災原因の一つと考えられる浸透水処理の検討、及び過去2年間に行ったモデル施工について報告するものである。
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