国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 準3次元モデルによる釧路平野の地下水流解析

作成年度 1987年度
論文名 準3次元モデルによる釧路平野の地下水流解析
論文名(和訳)
論文副題 昭和62年度(河-25)
発表会 昭和62年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和62年度技術研究発表会
発表年月日 1988/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
佐藤洋一
佐々木忠夫
沖富士夫
岡島隆雄
抄録
地下水はその淡水としての特徴から生活、農業、工業用水などの、貴重な水質源であるが、その有効かつ適正な利用を怠れば種々の障害や公害等が発生する。釧路平野に位置する釧路市(釧路川下流域)は、近年、地下水量の減少、塩水化、地盤沈下現象等の地下水障害に係る問題が顕著となってきていることから、今後、地下水の表流水転換による都市用水の表流取水増及びそれに拘わる表流水供給施設などの可否について検討するものである。本研究の目的は、釧路平野地域における地下水利用実態や帯水層の構造等を把握し、準3次元モデル(帯水層では水平2次元流、加圧層では鉛直1次元流を用いる計算法)を適用することによって、地下水頭の変化、地盤沈下の現況再元、将来予測を行うことである。本年度の研究では、研究初年度として地下水利用実態、帯水層の構造把握、地下水頭、塩水化、地盤沈下の現況の把握を主体とし、それらの結果を準3次元モデルに適用し、地下水頭変化の予察的シミュレーションを実施した。
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