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 苫小牧東港砂マウンド式混成堤実証実験について(第2報)

作成年度 1987年度
論文名 苫小牧東港砂マウンド式混成堤実証実験について(第2報)
論文名(和訳)
論文副題 昭和62年度(港-21)
発表会 昭和62年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和62年度技術研究発表会
発表年月日 1988/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
小谷野喜二
梅沢信敏
和田耕造
岡忠春
抄録
前報において、水理模型実験の結果等を考慮した砂マウンド式混成堤の設計、施工及び調査の概要を報告した。その中で、砂マウンド式混成堤を実用化する上では、(1)施工法、(2)沈下及び強度、(3)洗掘に対する安定性、(4)砂マウンドによる波の変形、(5)砂マウンドの地震時安定性という5つの課題を解決する必要があることを述べた。砂マウンドは、材料として港内の浚渫等で得られる安価な余剰砂を利用することができれば、工費の節減並びに浚渫砂の処理上のメリットは大きい。しかし、そのメリットを生かすためには、砂マウンドを効率的に築造しなければならず、均し等の手間を省けるよう土砂投入のみでほぼ計画断面に近く築造する必要がある。このためには、投入土砂の堆積特性の把握と、堆積形状予想手法、必要土量算出のための土砂の歩留率の算定方法、砂マウンドの余盛量算出のための捨石・ケーソン等の上載荷重による圧縮量の予測手法等を確率することが不可欠である。また、土砂投入に伴う汚濁の発生量・拡散範囲等を明らかにし、環境汚染防止に留意することも重要な課題である。さらに、砂マウンドの設計強度を決定するために、海中投入した緩詰め土砂の静的強度特性及び捨石・ケーソン等の上載荷重による強度特性の変化を明らかにすることも必要である。これらのことを考慮して、本報では61、62年度の2か年にわたる調査結果から、(1)施工法、(2)沈下及び強度、について検討する。
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