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 函館空港場周道路改良工事の補強土壁工法について

作成年度 1987年度
論文名 函館空港場周道路改良工事の補強土壁工法について
論文名(和訳)
論文副題 昭和62年度(港-25)
発表会 昭和62年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和62年度技術研究発表会
発表年月日 1988/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
田村宣義
滝本豊
抄録
現在当空港においては、大型機の就航が多くなりつつあるため、滑走路3000m化に対する地元からの強い要望があり、その準備を進めている。又一方、現ターミナル地区の拡張をはじめとする現有施設の拡充や改良を行ってきているところである。今回の報告は、この現有施設の改良のうち場周道路付替に伴う土留擁壁工事についてである。土留擁壁の施工は、地形、用地の制約から補強土(テールアルメ)壁工法を採用することとした。本工法は、盛土内にストリップという帯状の鋼板を敷き、逐次土を盛りあげて土の壁を構築する工法である。この工法では、本来その壁体背後は、構造上細粒分の少ない土で構築していかなければならないとされているが、空港内からの発生土の中には、補強土壁に使用できる土の基準に当てはまる良質土が、得られなかったので材料コストの低減を図るため、この現地発生土を有効利用できないものか検討した。その結果、壁体内の摩擦抵抗を受けもつストリップ(帯状鋼板)を砂で挾み、それ以外を現地発生土を使用するという方法により対処可能であることが実証できたのでこの施工方法及び壁内部の計測結果等について報告する。
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