| 作成年度 | 1987年度 |
|---|---|
| 論文名 | 忠別ダムの基礎岩盤の地質及び特性について |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | 昭和62年度(ダ-12) |
| 発表会 | 昭和62年度技術研究発表会 |
| 誌名(No./号数) | 昭和62年度技術研究発表会 |
| 発表年月日 | 1988/02/01 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
|---|---|
| 白河利夫 | |
| 西口重男 |
| 抄録 |
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| 忠別ダムサイトは、北海道のほぼ中央、上川盆地の東側で新第三紀中新世~第四紀の火山帯(旭岳、十勝岳等)の西側に位置している。ダムサイトの地質は、主に新第三紀中新世中期~後期の火山活動によるとみられる輝石安山岩類が占めており、これらの輝石安山岩類は熱水変質作用を受けて、いろいろな形態、性状をもつ変質帯が形成されている。ダムの設計にあたり、ダムの基礎岩盤を岩盤の強度、変形性等の物理的特性に基づいて岩盤の分類を行うが、当ダムサイトの様に河川敷幅が約600mと広く、かつ河床堆積物の厚さが30~40mに達するため、すべてを原位置試験に帰するのは困難であるため、河川敷部の大部分での岩盤の分類はボーリングデータに頼らざるを得ない。ダムサイトでは、基礎岩盤の工学的性質及び変質の程度を把握するために、ボーリングコアで室内岩石試験を行っており、そのデータを検討した結果、岩石の強度を、乾燥密度を指標とすることにより当ダムサイトのような複雑な要素を持つ変質岩盤の分類を行った。今回は、忠別ダムサイトの熱水変質作用を受けた岩盤の岩級区分の結果を報告する。 |
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