国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 管理しやすいダムを目指して-十勝ダムを例として-

作成年度 1987年度
論文名 管理しやすいダムを目指して-十勝ダムを例として-
論文名(和訳)
論文副題 昭和62年度(ダ-20)
発表会 昭和62年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和62年度技術研究発表会
発表年月日 1988/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
山田孝治
田中孝義
角田真一
抄録
現在、北海道内で管理されている建設省直轄の多目的ダムは8ダムであり、さらに建設または実施調査中のダムが完成されると18ダムが管理されることになる。その時に問題になるのがいかに管理しやすいダムであるかどうかである。その内の一点として降雨時における夜間、日祝祭日の適切かつ容易な管理方法の有無がある。現状の管理においては、帰庁時に管理所に待機するか否かは、過去の降雨実績および降雨予測等により、経験的な判断で決定している。また、夜間、日祝祭日の場合は連続雨量がある値(概ね、操作規制で警戒体制を執る条件に規程されている降雨量)に達するとアラームが鳴り、その時点から職員が管理所に集合し待機することになるが、降雨量、貯水位条件等によってはアラームが鳴る前に待機することになる。以上のように現状の管理において夜間、日祝祭日は、降雨量の多少にかかわらず、拘束されることになる。そこで職員不在時における降雨時においても適切なダム管理ができるように、一定の水位制約および降雨量制約を新たに設け、管理しやすいダムを目指すことを目的として検討を行った。また、管理ダムにおける予算要求等の調書作成の能率向上を図るため、年度当初の基礎単価を入力するだけで予算要求、計画変更、実施計画の各調書をパーソナル・コンピューターが自動処理してくれるシステムを開発したのでそれについても併せて報告するものである。
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