国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 現道の交通確保を考えたトンネル拡幅工事について

作成年度 1987年度
論文名 現道の交通確保を考えたトンネル拡幅工事について
論文名(和訳)
論文副題 昭和62年度(道-4)
発表会 昭和62年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和62年度技術研究発表会
発表年月日 1988/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
平井友昭
佐藤忠雄
高野忠孝
中山忠雄
抄録
一般国道229号古平トンネルは、古平町沢江に位置し、昭和33年に延長156m、総幅員6.0mで竣功した。その後30年を経過しコンクリートの老朽化が進み冬期には漏水が結氷し交通の障害となる事、交通量の増加と車両の大型化が進み、トンネル内での大型車両の擦れ違いや歩行者通行などが危険な事、さらに積丹半島の通年型レクリエーション基地が古平トンネルの山側丘陵地に隣接して昭和60年にオープンするなど歩行者通行の増加が予想される事などから、これらの安全対策として歩道設置が強く望まれるようになった。工事は昭和60年度に坑口部の一部切付及び、発破振動による落石の危険箇所の崖地に落石防止金網を行い、昭和61年度よりトンネル掘削に着手した。本トンネルの掘削は、支保工・覆工で緩み等の外力に抵抗させる矢板工法の上部半断面先進工法を採用した。又、一般交通車両や歩行者の安全を確保するため現トンネル内に仮設覆工を設置して防護を行った。本報告は、現トンネルを一般交通車両や歩行者の通行区域として、第三者事故がないよう防護し、残りの限られた工事スペースで施工を行った本トンネルの計画、仮設工、施工機械、施工順序等を報告するものである。
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