作成年度 | 1988年度 |
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論文名 | 昭和63年8月留萌川洪水の河岸浸食について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和63年度(河-14) |
発表会 | 昭和63年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和63年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1989/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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村上泰啓 | |
渡邊康玄 | |
関新次 |
抄録 |
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沖積河川においては洪水氾濫によって沖積平野が形づくられる。現在我々の住むいわゆる平野はこうした洪水氾濫によってできたものである。しかしながら土地の利用が進み、資産の大部分が平野部に集中する現在、洪水氾濫は社会的に許されない状況がある。洪水流そのものを制御もしくは軽減するための技術(ダム、排水機場、レーダー雨雪量計、洪水予測等)はかなり進んできているが河岸決壊を引き起こす洪水流の挙動についてはまだ不明な点も多く、河道計画を立案する上で洪水流の挙動、洗掘傾向等の現地観測データからの解明が急務となっている。河川研究室では昨年各建設部に依頼して河道変化の起こりやすいと思われる蛇行区間を含む未改修区間を川幅と同程度のピッチで測量している。留萌川の峠下区間はこうした調査のための河道の一つであり、約500mの区間を20mピッチで横断測量していた。また峠下区間は著しい湾曲部を含む河道であることから、洪水時の河川工学上の知見も得られることが期待される。本報告は昭和63年8月24日生起した洪水により著しい河岸侵食が起こった峠下区間の災害の概要を調査事例を踏まえて報告するものである。 |
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