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 河川土工マニュアル(案)に関する調査及び試験についての報告(第1報)

作成年度 1988年度
論文名 河川土工マニュアル(案)に関する調査及び試験についての報告(第1報)
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(河-27)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
若林英樹
平川満
塚本博紀
抄録
河川堤防は連続した長大構造物である。このため材料の入手が容易で、構造物としての劣化現象が起きない事、又、地盤の変化に伴って生ずる、不同沈下への修復が容易な事、将来の拡築等が容易で経済的である事などから、土堤を原則としている。土堤を原則とした堤防では、完成された堤防が安全かつ十分に機能するかどうかは、土工の出来が負っていると言っても過言ではない。従って、堤防の土工計画・設計・施工にあたっては土工の基本と実際を良く理解した上で、各段階での判断を的確に行っていく事が大切である。「河川土工マニュアル(案)」は、「建設省河川砂防基準(案)」の内、堤防を主体とした設計及び土工編を補完する事を目的としたもので、河川土工を実施する際の基本的方針と、標準的な設計・施工法を示し、実務の参考としようとするものである。しかし、北海道における、堤防土工の特異性(地盤・盛土材料・気象条件等)を考慮した場合、実情に見合った、締め固めの設計・施工法の確立が必要となってくる。このためには、まず、締固めに関する実態把握を行い、現基準及び「マニュアル」との関連性を明らかにしなければならない。よって、堤防築造を中心とした河川土工において、この「マニュアル」を活用していくために、現況堤防の実態調査、試験盛土による締固め調査の二つの調査を行い、北海道の堤防土工の特色等を考慮しながら、実態に合うように検討を加えていくものである。そのうち第1報は、調査内容・調査結果について報告するものとする。
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