国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

論文・刊行物検索

詳細情報

 定山渓ダムの仮排水路トンネル閉塞と試験湛水計画について

作成年度 1988年度
論文名 定山渓ダムの仮排水路トンネル閉塞と試験湛水計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(ダ-1)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
沢田君雄
梅田勝
仲尾譲
抄録
定山渓ダムには、堤内通路(骨材輸送用ベルコン通路、敷高EL355.0m、断面3.50m×3.50m)、仮排水路トンネル(勾配1:50、ダム軸線敷高EL290.39m、4.20mの半円矩形)、堤内仮排水路トンネル(敷高EL286.00m、幅2.00m、高さ2.50m、上半隅取断面)、道々仮付替トンネル(ダム軸線敷高305.40m、幅7.90mの5心断面)の4ヶ所の閉塞工事がある。その内堤内通路は本体コンクリート打設完了(6月20日)と同時に閉塞を開始し、10月末にすべてを完了した。仮排水路トンネルと道道仮付替トンネルは堤頂への道々供用開始(11月1日)、堤内仮排水路への転流開始(11月7日)後着工し、3月中旬の完成を目指し現在鋭意施工中である。又、堤内仮排水路は融雪前の3月下旬にゲート降下と同時に試験湛水が開始され閉塞作業に入る。概ね3ヶ月で完了し一連の閉塞工事を終了する。試験湛水は、貯水池容量8,230万m3に対し、年間流入量が渇水年で1億4300万m3、豊水年でも1億9800万m3であり、およそ流入量の半分を試験湛水することとなる。更に4~6月の融雪水が60~70%を占める。また小樽内川集水域も豊平峡ダムの残流域として、下流発電および水道水源とされていることから、試験湛水中の貯留制限が必要である。今般、仮排水路トンネル閉塞工の設計と、施工計画について報告すると共に、試験湛水計画の概要について紹介する。
本文表示
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 AdobeReaderダウンロード
ページの先頭へ

この画面を閉じる

© 2023 Civil Engineering Research Institute for Cold Region, All rights reserved.