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 十勝岳の火山泥流対策事業について

作成年度 1988年度
論文名 十勝岳の火山泥流対策事業について
論文名(和訳)
論文副題 昭和63年度(ダ-16)
発表会 昭和63年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和63年度技術研究発表会
発表年月日 1989/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
田村圭司
大谷敏明
執行義久
抄録
火山噴火に伴う泥流災害の事例としては、1985年コロンビアで発生したネバド・デル・ルイス噴火が未だ記憶に新しいが、この噴火では山頂部の万年雪が融解されて大規模な泥流災害を誘発し、24,000名もの人命が奪われる惨事となった。これと類似した例が、十勝岳でも1926年(大正15年)に発生している。5月に発生したこの爆発では、山頂部の残雪を融解し下流部の耕作地を埋没させると同時に、144名の犠牲者を出し、被災後の復興は困難を極めた。現在十勝岳周辺の地域は土地利用の面、及び社会状況とも多様化しており、泥流災害が発生した場合の影響は極めて大きい。これら火山地帯の泥流災害に対し、ハード、ソフトの両面から取り組むため、昭和62年度より「特定火山周辺総合泥流対策事業」として実施することになったが、今回大正15年の実績量を解析したのでこれについて報告するものである。
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