作成年度 | 1988年度 |
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論文名 | ニ風谷ダム通廊内のガス排除対策について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和63年度(ダ-22) |
発表会 | 昭和63年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和63年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1989/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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五十嵐秀世 | |
久保秀夫 | |
井川良幸 |
抄録 |
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二風谷ダム建設地点は、道内産油量の約1/4を占める日高油田の東縁にあたり、ダムサイトの2km下流平取断層の南西側にあたる背斜構造部附近では昭和30年以来数回の探掘が行われ、油徴が確認されるなどダムサイト一帯は予想産油・産ガス地帯に推定されている。当ダムでは基礎岩盤掘削時に基岩の礫岩よりガスの発生が確認されており、これらのガスは新第三系の堆積岩中の石油と密接に関連していると判断される。ダムサイト周辺の地質構造より、油徴の確認される地質は比較的浅い部分であるため、噴出するガス量・圧力の規模は大きなものとは考えられないが、ダム湛水後に基盤内のガスが貯水圧により加圧され、ドレーン孔を通り堤体通廊内に溜まる可能性が十分考えられる。本書は当ダムの基盤におけるガスの成因と発生量の推定を行ない、堤体通廊形状及び騒音を考慮した、対策工を検討したのでここに報告する。 |
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